「どうせ女は結婚して末はパート勤めだろ。譲ってほしいよな」平成を生きていても成績優秀な女子にこんな発言をする男子がいるのに終戦直後のクレアの環境は如何ばかりかと怒りと悲しみに心底怒身体が震えます。クレアの母の気持ちも痛いほどに分かる。それで
もクレアには兄のデニスと愛するジャックという心の支えがあった。支えがあっても「何度ももう無理と思った」このセリフには涙が止まりませんでした。「じゃあ、今をどう生きる?」この言葉は、明日へとつながる一歩を今が決めるのだと とてつもなく大きな励みとなる力を感じさせてくれるものです。「別れの日まで」3作中一番感動しました。「脇役はおしまい」「涙は愛の言葉」クレアの二人の孫のストーリーです。2作ともクレアの兄の懐中時計に刻まれた言葉「心のままに」に励まされて結ばれるお話です。ライアンはPTSDに悩み、ネイトは己の黒い心持ちに後悔し悩み それをパートナーが受け入れてくれます。心が洗われるお話。感動です。
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