『好きというのになぜかしら』の続編でその5年後に描かれた作品です。大好きだった方は喜ばれたのではないでしょうか。
前作とは少し雰囲気が変わり、ダークな面を見てしまいますが、それ以上に由一の深い愛が見れた事は嬉しいし、おっとこ前でカッコいい
由一は素敵です。もちろん武久の変わらない愛も良き良きです。
しょうもないクソガキが、写真をネタに脅しをかけてきて、武久に隠したまま一人で解決しようとします。だけど、後で知った時の武久の思いを考えると、余計に辛い思いをさせてしまう気がします。思慮のないガキの脅しなら、話した方が良かったかな?と思いますが…でもカッコ良かったよ由一。武久のためなら何でもする。
で、ほら。武久の怒りが壮絶でしょう?それほど互いに大事で守りたい。愛だなぁ、愛。いい!好き!
そして、もうひとつの痛み。武久の人生の汚点。それは由一も知りたくなかった事でしょう。何で話したんだろうとも思いましたが、あの時吐き出さなければ、武久の心のバランスが崩れ堕ちてしまった気がします。過去の痛みはいつまでも消えない。だから膿は全部掻き出さなければ、もっと悪化してしまう。あるもの全て膿を出したら、後は治るだけだから。傷の回復は由一が癒してくれるものね。この時の由一も凄くカッコ良かったです。前作では素直に愛情を見せなかった不器用な由一ですが、全力で武久を愛しています(泣)二人で幸せもぎ取りました。番外編の由一から武久へに贈られたプレゼントに、幸せMAXです。
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