作者さんの作品は2作目になります。表紙とタイトルに何故かあまり惹かれなくてスルーしてたんですが、少し前に読んだ作者さんの別作品が良かったのでこちらも試しにポチり。正直期待以上でとても良かったです!
1巻は表題作3話+短編(前後編)+表題作
の描き下ろしで合計200ページ、2巻は表題作のみ5話+描き下ろしで218ページ。溶接工場を営む父が倒れ、工場の仕事を手伝うべく地元福岡に戻ってきた元SEの幸典。慣れない幸典を工場長の槇さんが支えてくれて…というお話です。フォローさせて頂いてる方も言及されていたんですが、方言と作業着の破壊力が凄い良い!方言については賛否両論あるみたいですが。。ちなみに私は大阪出身で、関西弁のBLを見ると言い回しがなんか違うなーというのはよくあるんですが、本当の関西弁にするとよく分からないと思うのでちょっと標準語が混じった関西弁になるのは仕方ないと思ってます。なのでその辺りは生暖かく見守るくらいのスタンスで読めると良いかと思いますが、九州の方言に馴染みのない自分からすると作中の方言はめちゃキュンレベルでした!そして槇さんが、一見ぶっきらぼうなのに世話焼きで優しくて、めっちゃ格好良い!個人的にヒゲにはあまり惹かれない方なんですが、槇さんの無精髭は男らしくて◎でした。幸典も最初はヒョロいSEかなと思ったら、芯が強くて腹が座っているというか、周りに馴染もうと努力しているのがとても好印象でした。もっとシリアスなお話かなと思いきや、二人の掛け合いもテンポ良く、終始とても楽しく読めました!
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