高校の三年間、確かに両想いだったのにお互いの気持ちを伝え合えなかった陸と美空。落ち葉と共に重ねた儚いキスが、ふたりの関係を壊し気持ちをすれ違わせた。四年後、唇を重ねた高校で教育実習生として再会したふたり。だが、近付きたい気持ちを持ちながらも、過去の出来事へのこだわりが互いの気持ちを苛み続ける。「お前は、ずっと、忘れられない空だったんだ」想い合いながら、手を取り合えない初恋。叶わない恋でもいい。痛みを知るためにした恋でもいい。この気持ちを、あなたに届けたい。切なさに唇が熱くなる、初恋の純愛ラブストーリー。