真理は高校三年生。太陽のように明るい癒し系の彼女は、月のように涼やかな少年、正臣と出会う。義理の姉弟になる予定のふたり。しかし正臣は真理を凌辱し、性的精神的に彼女を苦しめ始めた。「俺と恋愛しようぜ、姉さん」その言葉の真意と共に、やがて明らかになる正臣の過去。最悪の状態から少しずつ育まれ始めるふたりの恋。真理に惹かれ救いの手を差し伸べる教師との三角関係、両親の再婚問題、そして真理の妊娠……。様々な試練の中で幸せを掴もうと必死になる、未熟な愛にもたらされる未来は……。少し悲しく切ない、青春ラブロマンス。