リーダーになってみて初めて分かる“壁”は多い。自分が考えるように相手も考えるわけではなく、自分が期待している通りに相手が行動してくれるものでもない。こんな「当たり前」の事実さえも、リーダーになった途端にまざまざと見せ付けられる。プレイヤーとしていくら優秀でも、リーダーとして成果を上げられるかはまったく別の話なのだ。――本書では、“リーダーを任された”30~40代の新人リーダーが、部下や後輩、あるいはチームのメンバーと接する際に悩むことや直面する問題について、ロールプレイやディスカッションの際のやり取りを例に挙げながら、解決のヒントを紹介していきます。
2014年7月~2015年6月に誠 Biz.ID( http://bizmakoto.jp/bizid/ )およびITmedia エンタープライズ( http://www.itmedia.co.jp/enterprise )で連載された記事を加筆修正して電子書籍化しました。
目次:
はじめに
1. 叱り方が分からない上司、それってアリ?
2. 意外とあるある? 話を“聞けない”上司に贈る3つのコツ
3. 「いいからやれ!」が通じない時代、上司に必要とされるスキルとは?
4. 「断られそうで誘えない」――“部下とのノミュニケーション”は死語なのか?
5. “オマエの態度、面白くないんだよ”――年上部下にこう思われてしまったら
6. 女性社員へのその配慮、実は“余計なお世話”です
7. 部下に話しかけるのも上司の“仕事”――あなたはできていますか?
8. “尊敬され続ける上司”であるために必要なこと
9. “褒められてこなかったオレたち”は部下を褒められないのか?
10. 部下が“聞きたくない”話、うまく伝えられますか?
11. なんだかオレの輝きが薄れていく……? 管理職1年生が陥る病
12. “感情のコントロール”は、大人のたしなみ
13. 部下が“やる気をなくす”ハッパのかけ方
14. 上司の背中を見たら人は育つのか?
15. 部下に嫌われない“俺ルール” “私ルール”の使い方
16. “これってパワハラ?” そんな恐怖に負けない上司になるために
17. あなたは“マネージャとしての自分”を愛せるか
18. 部下から「何のために働いているのですか」と聞かれて答えに詰まったら
19. 上司よ、内弁慶をやめ、街へ出よう
20. チームが「思ったように回らない」時の対処法
21. “経験と理論”がつながったとき、“脱ツラい上司”への道が見えてくる