いやー泣けた泣けた。ヤバイくらい泣いて何度も先が読めなくなりました。凪良先生はSFもイケるんですね。世界観が今の世界情勢にもつながるところがあり、とてもリアリティを感じました。普段の二人の生活が微笑ましくて、ユーモアに溢れていて、仲間もみん
な変わってるけどイイ奴ばっかりで…その光が眩しすぎるから、影が落ちた時にとてつもなく悲しくなる。そんなコントラストが印象的でした。愛し合う気持ちというのは、人間同士でなくても、姿形が変わっても、何年時が経っても不変のもの。それが「本物の愛」であり、それが人の心を動かすんだと思いました。ネタバレ無しの感想なので抽象的になりますが、この意味が読んだ人ならわかるはず。ちなみにエロはかなり少なめ。だが、この作品に関してはそれがイイ。タイトルがキーワードになっていて、内容を読むとじわじわと味わいが増していきます。ラストも意外な展開で「はぁーなるほど」と感心しました。ただ、レビューでもちらほら見かけましたが、完璧なハッピーエンドがお好きな方は、ちょっと微妙な気持ちになるかもしれませんね。
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