小中学生時代の委員長は本当にカッコいい優等生で、正義感溢れるエピソードには惚れ惚れしてしまいました。が、優等生のまま大人になってしまった委員長には共感できず「和」を重んじる組織の中で折り合いをつけながら生きていく事の難しさを痛感させられまし
た。親鳥と雛のような上下関係だった2人がお互いを必要とする対等な関係へと昇格し、守られるばかりだった晴樹が逆に委員長を守れる強さを見せてくれてよかったです。ただ脇役達のキャラが濃すぎる余り、読後も脇役2人のHをうっかり想像してしまい、主役たちが霞んでしまった印象です。
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