最初から読者にはネタバレ前提な感じで、思った通りの方向に話が進んでいく王道ストーリーです。紫星の勘が鈍すぎて違和感覚えるとこ以外は楽しく読めました。ただ、全体的に物足りなく、そこが☆−1でした。たとえば(→ややネタバレかも)、(タイトルのわ
りに)後宮での他の妃候補からの嫌がらせが温すぎる絡みが少なすぎる、紫星が後宮のあれやこれやに動じないのは長所ではあるものの、感情の起伏に欠けていて入り込みにくい、閨シーンがあっさり、勧善懲悪っぽいのに成敗の仕方が温すぎてモヤモヤする、星詠みについてがざっくりしすぎてて凄さが伝わらない、とくに青嵐は紫星を溺愛してるようでいて紫星の気持ち1つであっさり手放しそうなところが、理屈はわかりますがモヤつきます。なんて、色々個人的物足りなさはありましたが、全体的には、それなりに面白かったです。
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