全4巻196,180,204,223ページ、すべて表題作。
上流階級の男子校(全寮制)を舞台に、つながりのほとんどない9組のお話。
(新装版おまけ:1-3巻に寮長さん会議4コマ2-3ページずつ、その他に番外編や後日談の描き下ろし・同人誌
掲載のも収録)。
4巻ありますが長編ではないので、別々に読める。
各話長さはまちまちで、1冊3組収録もあればラスト9組目は1冊(4巻)全部2人の話。
さらに他出版社より、神様の腕の中〜満ちる部屋 season1-6もあります。
こちらも同様に同じ舞台ですが本作4巻とは登場人物がかぶってない別の2人のお話。
同人誌の出版らしく1冊が70-110pと少ないですが、6巻続いた1組のお話。
だから比べると本作9組の話より満ちる部屋が一番お話が長い。
ドラマもじっくりなので同人誌のお話のほうが読み応えあるかも。
(ていうか、満ちる部屋泣けます!)
全巻セットセール中で、あれ?と思ったらその同人誌の満ちる部屋を持ってました。
なんで別出版社??
と思いましたが同じ内容の話ではなくシリーズ作品でしたので、こちらも読んでみました。
どちらが先の作品かわかりませんでしたが、つながりのない別の話なのでどちらを先に読んでも大丈夫です。
異教徒、聖痕保持者、主人と従者、神父と生徒、幼馴染同士、ウリのうわさのあるルームメイト(満ちる部屋)など、いろいろなお話。
全体的にはちょっと暗い哀しいトーンのお話が多いかな。
それぞれのラストの幸せが淡かったり、ハピエンでも重い背景があったり。
ですが作者さんらしいたまにあるちび絵があほ可愛い顔で、ほっこり楽しいです。
そんな感じでお馬鹿な子の登場も多い(笑)。
短編は飽きてしまうので苦手ですが、同じ舞台だから長編を読んだような読み応えがありました。
どの話も良かったですが、エンドが弱くて贅沢言うならそれぞれもう少し先の話まで欲しくなる。
とはいえ、その後が気になるラストも思春期の1ページらしくて、余韻があって良いのかも?
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