力量のある先生だからこそ描ける激しい復讐心と、その正反対に同等のエネルギーの強い愛。
愛してはならない相手をよりによって愛してしまった男女の、口では厳しい言葉を発しながら、抗えない愛情の深まり。
可愛い作品も綺麗にまとめられる橋本先生は
、こうして愛憎濃い滋味強い作品は印象的に陰影で見せる。
二人とも、社会人として素晴らしいプロフェッショナルの活躍をする能力があり、今日まで社会でサバイバルしてきた二人は、今後も立派な業績を挙げられるだろう。
しかし、それをさしおいても、そして、もはやヒロインの家族の裁判の真実よりも、互いへの想いが唯一となっている。この熱さに読みごたえたっふりでした。
チャラチャラした一般的なストーリーが小さく見える。
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