176ページ、表題作関連5話(3組)+短編2つ、計3作品5組の話。
元々マンガともBLとのご縁の薄かった方だそうで、なるほど、作風が独特の方です。
とりあえず絵は濃いです。
好みが分かれそうなので、まずは試し読みでOKの方にオスス
メ。
表題作は短編の連作形式で3組目の話。
収録順だと4つ目のタイトル。
これだけ2話あるだけあって、1冊の中で一番幅のあるお話で良かった。
ヒネクレ少年と三十路、互いに個性的だけどだんだんうち溶けていく感じが良かった。
短編も短いけど印象に残る味のあるお話で良かった。
特に最後の百姓村の話が好きでした。
なんだろう、どれも独特なお話のテンポで雰囲気があって良いんですが、いかんせんどれも短いのが残念。
BLのLがまだそこまで行ってないのも多いです。
どれももう一歩、というかその2倍のページ数で描いて欲しい感じ。
初作品だそうで、今後の活躍に期待したくなる方。
今度は短編ではなく1冊同じ話で読んでみたいな。
とりあえずL要素は低いので、いかにもBLな展開を期待される方には向かない。
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