好きあっているのに別れた話は多い。
これは、別れたと思っていたのに別れたことになっておらずそこが契機の「復縁」。
藍先生の描かれる男女はいつも子供っぽくなくて、そんなシーンでないのにセクシーなところもある。
彼の思い巡らす復縁プロ
ジェクトは成功した。
ヒロイン側の真の理由へと根本的な問題は解決してないだろう。しかし今では、空白のときの実績があり、状況を理解した夫もいる。
彼のヒロインへの愛、七年前は近くにいるのにヒロインを孤独と不安に陥れた。
今回は彼が手を打つ。
こういうことが七年前にできていたら、とつくづく思う。
でも話せなかった、というのもとてもわかる。
終盤、ヒロインの七年は無駄ではなかったと思えて、 たくましくなった姿に空転の歳月の長さを思った。
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