「嵐のあと」続編なのは16話からで、表題作はどちらかと言えばスピンオフです。
16話〜19話途中までの「double line」は「嵐のあと」を読まないと状況がいま一つわからないかもしれませんが、表題作は読まなくても大丈夫です。
表題作
。「嵐のあと」、この作品だと16話から出てくる榊の元セフレ、美山と、高校時代の同級生、仁科が主人公です。
美山くんの捻くれた恋愛観の理由がこれでわかりました。
とっかかりは紹介文の通り。そこから話は始まります。
高校時代に友達以上の関係であった彼らの過去の、何とも青臭い純粋さと打算、そして葛藤がよく出ていて、それがそれぞれの視点から描かれているため、両方の気持ちが痛いほどわかり、辛くなりました。
でも、仁科が美山に言い放った言葉はかなり酷いです。美山が「自分を好きにならないゲイしか相手に選ばない」わけがわかりました。榊のセフレでいたわけだ…。
そこからの軌道修正です。仁科がかなり頑張ります。
10年前に凍り付いた彼らの過去が、徐々に融けていく様がよかったなぁ
16話からは、榊×岡田の「嵐のあと」CPのその後。
甘々かと思われたら、そうでもないようで
流され侍の岡田でしたが、彼も少し成長したようです
日高先生の作品は本当に大好きで、Hシーンはあまりないのですが、ゲイ、ノンケに関わらず色気があるため、キスシーンだけでもエロいです
「嵐のあと」未読だったら1〜15話までだけでもお勧めします。そして余裕があったら是非「嵐〜」を、またまた余裕があったら、榊が脇役で出てくる「シグナル」も非常に良作なのでお勧めです
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