ダンジョン飯 食戟のソーマ 紺田照の合法レシピ はらぺこ万歳！ 家ごはん、外ごはん、ときどき旅ごはん トリコ モノクロ版 山賊ダイアリー 最後のレストラン ヘルズキッチン 王様の耳はオコノミミ グ・ラ・メ！～大宰相の料理人～ いいなりゴハン 隠密包丁～本日も憂いなし～ さぼリーマン 飴谷甘太朗 クックドッポ 鬱ごはん

スズメからイノシシ、ヌートリア、ハチノコ、アナグマまで、ありとあらゆる動物たちを狩り、山菜を採集し、自給自足の生活を続ける「山賊」、もとい猟師の漫画家が主人公。面白いのは、これが完全なノンフィクションだということです。この日本の片隅に、これほど見事なサバイバル生活を送っている人がいたなんて……と驚嘆します。
「飽食の国」日本といえど、いつ何時食糧不足に見舞われるか分かりません。そんな時、本作は生き抜くためのマニュアルとして役に立つでしょう。たぶん。

時にドグマに操られ、時に自らの頭でアイデアを絞り出しながら、“食の東大”国立食農高等専門学校で一流の料理人を目指す！　「食せないところはない」というドグマの信念の通り、普通の食材では料理に使わない部位まで利用して作られる料理は「お見事！」の一言です。
食いしん坊なら、同級生の初夏の「だってごはんは1日に3食しか食べられないのよ!?　初夏あと100年生きるから（365×3）×100＝109500」「たった10万9千5百食!!　本気で選ばなきゃ!!」という台詞に共感してしまうはず。

阿藤に反対する官僚や外交問題の要となる国賓、芸能人など、さまざまな重要人物を相手に腕を振るう若き天才女性シェフ・くるみの物語。くるみは主人である阿藤の意を汲み、料理にメッセージを込めて要人たちに届けます。尊敬、熱意、和解、謝罪……。そして食事の場を通し、政治を変えていくのです。骨太なグルメ×政治漫画をご堪能あれ！