このレビューはネタバレを含みます▼
読み終えた直後は星5でした。
でも,読み終えて少し考えてたら,いくつか納得できない点があり,星を下げました。
電波の女子が間山の彼女という落ちながら,彼女をめぐりいろんな噂が社内をかけ巡る中,鵜飼本部長はスルーしてたの?
何より,元彼と妹が関係を持った背景を読み手の想像に任せながら,終盤,元彼が茜を送って行った時,「そう,やっぱり彼なんだね。そんな気はしたよ。」と言ったのを読んだ時,5年と少し前からの茜の無自覚な言動か態度に何も省みる点はなかったのかととても気になりました。
元彼の心が揺らぎ,恐らく以前から元彼に好意を寄せていた妹と関係を持ったことの愚かさは非難されるべきで,茜の傷心,トラウマは理解できるけど,元彼にそういう行為に走らせた原因が茜本人(無自覚ながら)にあり,元彼はある種の距離やわだかまりを抱いたとなれば,もし,本当の理由を茜が知れば,茜自身も罪悪感を持ち,とても桂木とは一緒になれなかったのでは?
また,元彼,桂木ともに,浅はかな人間ではなさそうなのに避妊できたはずがしなかったのは何故?
どうも,冷静になると主要な点で納得できなかった。