このレビューはネタバレを含みます▼
主人公2人は共に長年の両片想いで純愛。
家柄もつりあっていて、両家の仲が良く、普通なら何の問題もなく結ばれるはずなのに、人の感情を支配する呪いの指輪と理想的淑女だったヒロイン姉の裏の顔によって掻き乱される話でした。
ヒーローの執着はあるもののよくある程度で、それよりも姉の執念が異常。ソーニャらしいといえば、言えるかも?
ただ、指輪によって奪われていくヒロインの記憶の描写が曖昧すぎました。え、それさっき忘れてなかった?そこはわかるの?みたいな。
ヒロインも指輪を填められる前から思い込みが激しくて、確認せずに結論を出すパターンでもやもやしました。
ハピエンだから読後感は悪くないんですけどね。
公式番外編は、ヒロイン子供っぽすぎて読まなくてもよかったかな…
この作者さんのお話けっこう好きなんですけど、残念ながらこれはあまり好みじゃなかったです。