さんかく窓の外側は夜
」のレビュー

さんかく窓の外側は夜

ヤマシタトモコ

面白いけどちょっと難しい

ネタバレ
2021年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻まで無料で読んでちょっと怖くて迷ったのですが…
気になって続きを読んだら止まらなくなりました。
なぜか少女漫画の枠になってますがB-boyで書かれてたので一応BLなのでしょう。
いわゆる絡みとかちゅーとかもない、エロい雰囲気はほぼ皆無のオカルトとサスペンスが入り混じった人間ドラマです。
子供の頃から怖いもの(亡くなった人とか怨念、思念の様なもの)が見えてしまう三角くん×霊媒師的な事を1人でやってた理人。
最初は読んでて不気味というか怖いだけだったけど3巻以降、少しずつ理人の過去やエリカのことや『先生』が出てきてから俄然面白くなりました。
この作家さまの作品はまだ読むのが2作目だから慣れてないのかもしれないですが、独特のセリフのセンスや世界観、どこかふわっとしてて分かりそうで分からない、掴めそうで掴めない感じが時折もどかしかったです。
途中から気づけば三角くんが眼鏡なしになってたのは力が強くなったからなのか、自分の力を肯定したからかな?
なぜ先生がああなってしまったのか、悪いものに毒されてか自分にかけた呪いのせいでおかしくなってしまったのか。
あの後、先生は三角の母はエリカの家族はどうなったのか、とか気になる事がたくさんあります。
映画化されてる様ですが演出やストーリーはどう纏めたのか、気になるのでそのうちネトフリとかで観れるようになったら観てみたいと思いました。
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