残像スローモーション
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残像スローモーション

じゃのめ

素晴らしい映画を観た時の多幸感に浸れる

ネタバレ
2021年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「お伽噺は泡と消え」でハマって作家さん買いです。DK物には興味ないけど、「黄昏…」のお試し版で、有無を言わさぬ物言いで部員を引っ張る強引さ、「残像…」では先輩を先輩とも思わぬ乱暴な物言いで、コミカルな位置に居た市川義一が、目の敵にしているナルシストな自信家の先輩、菊地原仁とCPな物語に俄然興味が湧き先にこっちを購入。仁は儀一と寮で同室になり彼の知らない面を知って惹かれていく。まず、儀一のシャツだけ羽織って靴下履くところを色っぽく切り取る作家天才!唐突に愛が芽生えたわけではなく、仁には心の奥に仕舞い込む二人を映画で結び付けた思い出が。互いにぶつかっても認め合い、そして惹かれ合い愛し合う。そこに先輩後輩、卒業と別れ、不確かな未来への不安というDKならではの揺れ動く切ない気持ちが繊細なタッチで描かれ、映画を観たような感動と郷愁を誘う。ストーリーはもちろん色香漂う美しい絵、二次元なのに3次元の映像を感じさせる多方向からのアプローチ、それら全ての虜です。買って良かったと思える1冊!
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