悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される
」のレビュー

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

ほしな/ぷにちゃん/成瀬あけの

悪役令嬢ではないです

ネタバレ
2021年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最新刊まで読みましたが、ヒロインと主人公を挿げ替えただけのハーレムものでした。悪役令嬢と言いつつ、主人公ははわわ系の受け身女子です。悪役令嬢の強かさやカタルシスを求めて読むと大変ガッカリすると思います。
総じてキャラが賢くなく、普通なら言動ですぐに解決するところを伸ばしている感が否めません。また、男性キャラも主人公と元ヒロインとで態度が変わるため、裏表のあるキャラに見えて、魅力があるように思えません。
元のヒロインの性格も悪くされており、自己中心的・自己陶酔型で、これから男性キャラと仲良くなるかと思いきや、女キャラはモブ以外退場なのもちょっと受け入れ難いです。
私はアイシラの方がよほど建設的な案を提示しているように思えましたが、前述の通り男性キャラが主人公以外には塩対応で、ろくな説明もなく不敬で一蹴されており、若干不快に感じました。主人公が菓子に媚薬でも盛っているのではないかと思うくらいで、逆にそれなら悪役令嬢らしくて面白いのですが。
悪役令嬢ものとしては違いますが、主人公が男性キャラにチヤホヤされるのが好きな人は良いのではないでしょうか。
いいねしたユーザ32人
レビューをシェアしよう!