このレビューはネタバレを含みます▼
まる一晩かけて読み切ってしまいました。普段は少女漫画はほとんど読まないのですが、広告で何度か目にして気になって全話購入しました。もう、ほんっとうに……すれ違いがすれ違いを呼び、誰かが「平穏」「これで良い」と思っていると同時に「孤独」や「悩み」を抱えているのがもどかしい…！でもその「すれ違い」があるからこその「気づける幸せ」。そして「面と向かって話すことの大切さ」。ストーリーが素晴らしすぎます。
ストーリーが良いのは勿論ですが、この漫画の自分の思う最大の魅力は「手」「表情」です。こゆんちゃんのボディランゲージ、ミナトの照れた顔を隠す手、美姫ちゃんのヨータを見る表情の変化、ヨータの美姫ちゃんに近づかれた時の表情…本当に素晴らしいです。目に涙を「貯める」場面が多くありましたが、毎度毎度その表情にグッときます。
最後の最後でお母さんと沢山話していましたが、所々で共感できる部分があり、短いですが涙が出ました。「産んでくれてありがとう」。母にとってこれ程嬉しい言葉は無いと思います。
自分の語彙力の無さを恨みます。本当に素晴らしい作品でした。
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