異世界転移したけど、王立学院で事務員やってます
」のレビュー

異世界転移したけど、王立学院で事務員やってます

秦セロリ/虎石幸子/黒埼

いろいろと腑に落ちなかった

ネタバレ
2025年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界転移で事務員という設定が気になって、2話まで読みました。
なんかこう、色々と肌に合わないと言うか腑に落ちないと言うか、スッキリ読めませんでした。主人公、名前の割に耐え忍んでる感じがしないし。
主人公のような異世界から来た「旅人」がいる領地は領主に箔がつくレベルの存在らしいのに、賓客としての扱いを受けていないのがまずよくわからない。
最初に教授が「自分と領主が家族代わりになろう」ってことを言っているのに、半年後の主人公と教授の様子がそういう関係性を積み上げたように見えなくて、主人公がただ「教授厳しい」って敬遠してる感じなのも趣味に合わない。半年間どう過ごしてたの。
先輩事務員が主人公に「教授を御せるようになれ」って言う場面が、教授という立場の人への尊敬の念が欠けてる感じで、こういう描き方をする作者さんなんだな……ってスッと引いてしまった。失礼だな、って思っちゃった。
教授の「厳しさ」の描き方も、有能なタイプを描きたいんだろうけど描けてない雰囲気で、天才好きな自分はモヤモヤしっぱなしでした。
そして主人公が、学園祭に関して「責任を取る」「手続きは自分が全部やる」って旨の啖呵を切ったところで、もうほんと意味がわからなくなっちゃって……たかが事務員(しかも学園に来てせいぜい数ヶ月)が何をどうやって責任とるの?学生差し置いて事務員が首突っ込みまくる学園祭って何??
……脱落です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!