夜はともだち
」のレビュー

夜はともだち

井戸ぎほう

ずーっと夜のお話なのだけど

ネタバレ
2025年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃネタバレしてます。

●完全には解釈出来ないおもしろさがある。
血や傷は見たくなかった真澄が、水族館の帰りに感情のまま蹴りつけたり、お風呂の場面では治りかけの傷を出血するまで押すのは、そこまで壊れたから?
その直後、プレイの終わりの合図の「真澄」と言われて、逆上して飛田くんの頭を叩きつけるのは何故?
飛田くんが変態と言われるのはいいけど、いん◯んと言われるのは嫌なのは?
何通りにも想像できるし、でも決定打に辿り着けない。

●カバーのお話
裏表紙の真澄が抱えてるグラジオラスの花言葉が意味深。
そして表紙に戻ると飛田くんが花束を受け取ろうとしているように見えるのが好きです。

●ラストの夏のシーンがとにかく感動的。
飛田くんが、真澄に会いたくて待ち伏せするだけで、もう尊い。
飛田くんは「あの朝みたいにきれいな金星は見たことがなかった」と打ち明け、泣く。
それまではタイトル通りずっと夜のお話なのだけど、飛田くんに(または二人に)夜明けは来たのだなと思うと感無量になりました。
被虐性癖は変わらずだろうけど、歩み寄って、試行錯誤して良い着地点を見つけられますように。

●最後に
今どうしてるかな。
今の二人を見たいな。
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