典型的な政略結婚をした俺のその後。
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典型的な政略結婚をした俺のその後。

みなみゆうき/aio

ご購入を検討されている方へ

ネタバレ
2025年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 異世界ファンタジーの舞台を使った現代日本の学生さんの群像劇。
というのがピッタリくると思います。

斜め読みして流す分には良い流れと設定だと思います。
文章も私には読みやすかったです。
ご自身で試し読みで読んでみて確認してください。

以下、多少のネタバレを含む可能性があります。

まず、矛盾の無いよう設定に拘りました!感が見え見えでしっかり読み込もうとすると辟易します。
物語の流れとキャラクターの生い立ちをキレイに整えているので、主要キャラクター達はすごく頭が良いんですよ!アピールが痛すぎます。実際にそれを感じさせるような描写にはなっていますが、話の展開が読みやす過ぎるので、知性は感じられません。
ひと場面を取り上げるなら、「怪我を負っていて、即脱出も出来ない」という状況になっているのに、どうしてそうなっているかのイマイチ描写が足りず。
アンタさっき人に命令して黒幕をここから連れ出させたよね? むしろそんなもんを拘束して転がしておいて、怪我人を移動させる方を優先させるべきだよね?悠長に話してる場合じゃなくない?時間が経過してしまうと2人きりで話す機会がこれ以降無くなってしまうので、ここに詰め込みました!
というような取ってつけたようなシーンが多数出てきます。

次に全体的に淡々としたストーリーに思いました。
主人公視点では「まぁこうなるよね」思考と共に話が展開するので、山場のはずが山場に見えず。中ボスクラスの悪役もざまぁ展開も、本当の意味で「結局何がしたかったの?」という感想になります。

キャラクターの外見についての描写については、明らかに血縁関係を証明するように取り上げることに対して、登場人物達が外見の特徴に対しての認識が薄過ぎます。
勿論紫の目だから全員王族!という訳はないだろうと思って読んでいたら、主人公が紫は王族によく現れるって……そんな特徴あったらとりあえず普通主人公以外も全員認識しますよね?
何を常識とするかのラインが現代日本なのがチラチラ見えるので、ここも異世界ファンタジー小説じゃない感で興醒めです。
これ以上設定以外を説明するとクドイからという理由で省いたのかもしれませんが。

あとは是非タトゥーの歴史について勉強してみるといいと思います。
古今東西、人間という生き物が営んできた歴史は、そう大きく変わるものではありませんから。
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