このレビューはネタバレを含みます▼
表紙可愛いでしょう?
ぬいぐるみに囲まれ色合いもポップ。イチャつく可愛い男の子2人。私も桃子先生の作品初だったら中身とのギャップにもっと驚いたと思いますが、4冊目ともなるとそんな単純な話ではなかろうという心構えができます。
大学入学に伴い金蘭寮にやってきた伊織。部屋中を埋め尽くすぬいぐるみに早々に彼の抱える闇を感じる。1コマ目で既に母親との確執かなと想像がついたけど、教室や食堂での描写で女性不信の方かな?とも思った。キャラ考読んでやっぱりと。結局は母親の方に振り切ったけどこの案もあったんですね。
ルッキズムについて常々感じていたことを初めて晒そうと思いますけど(誰も聞いてない)、この考え方自体は別に肯定も否定もしません。個々が心の中で思う分には。ただ口に出してしまうと…美醜の醜の方の差別は言わずもがな、逆も程度によってはとても不快に感じます。いや私だって美を称賛したことはある。ただされる側が不快になるかも知れないという思いは常にあり言い方には気を付けているつもり。特にBLを読んでいると頻繁に感じるのですが、美人への過度な称賛が下品に描かれ過ぎのような気がします。そのセリフを言わされるモブたちが気の毒になるほど。寮のメンバー達も最初は私も身構えました。なるべく距離を取ろうと思った伊織の気持ちもすごく解る。ただ彼らはモブではないので(笑)もっと掘り下げられ、それはそれは優しく明るく理解があり(皆が皆こうなのすごいな)伊織に寄り添い素敵な仲間になっていきます。中でもアキとはいい感じに。でもこの陽キャ君にもちらほら見え隠れする闇。正反対のようでいて実は似ている2人なのかも。途中伊織とアキの気持ちの重さが釣り合っていないように感じていたのだけど、公園でのアキの「大事なものは1個でいい、お前だけでいい、お前に優しくしたい」ってセリフに感動した。アキもちゃんと好きだね。
母親との対峙は辛いものがありました。もう少し早く病院に行って欲しかったですね。彼女自身の為にもいい方向へ向かうといいけど。
途中テーマと外れたレビューですみません、ほんの少しの出来事だったのにやたら思うところがあったので…。
最後に、桃子作品でこんなにセ、、のページがあるのは嬉しい驚きでした。また、マルティンが一番美形とな??メガネを取ってみてくれ…出来ればもう少しシェイプもして…ああルッキズム!すみません!