記憶の片隅【タテヨミ】
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記憶の片隅【タテヨミ】

Deulsum/2coin

絵が綺麗でセリフがなくても読ませます!

ネタバレ
2025年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私、普段ほとんどレビュー書かないんですが、この作品はとっても良かったので一言書きたくなったので書いてます。

皆さんのレビューがあまりにも高評価だったので、無料分4話を読んだところで、残り全部を大人買いしました。

一気に買って好みじゃ無い作品だったらショック……と思いましたが、大勢の高評価レビューに偽り無し。
読んで大正解。

伏線が周到に張られたストーリー、美しい絵、純粋な愛情の描写。
読んでいて何度も涙しました。

過去と現在を行き来するスタイルの作品ですが、何でもかんでもセリフで書き過ぎず、表情や間の使い方、余白で読ませる力があって、とてもいいです。
ガチャガチャしていないしっとりとしたお話が、大変クセになります。

また、過去の部分を一気に見せないので読み手として二人の過去の恋物語の進展も気になるし、現在軸の恋愛も気になるしで、一つのお話で輻輳したストーリーの展開のさせ方が上手いです。

キスシーンに到達するのにすら何話も費やして、普段ならさっさとそういうシーンが読みたいくらいなのに笑、この作品のすんなり行かない感じが逆に大変良かったです!
インスタントじゃない恋愛だから説得力があります。

私が好きなシーンはいくつもあるんですが、過去編で主人公が嘘つき女と思われて最初はお相手からは顔を合わせれば睨まれて嫌われていたはずが、いつしか軽口を叩いたりと日常で接しているうちに距離が縮まって、二人の可愛い恋が始まる描写が凄く凄く好きでした。

でも男であるとか、お金のために嘘をついているとか、いろいろハッキリ言えないもどかしさもあって、それが二人の関係がすんなりと上手く行かないスパイスになっていて、切なさの描写に繋がっていてとても上手いです。

現在軸に来ても、やっぱりお金で身を引いたこととか、いろいろ切なくて、読んでいて何度も胸が苦しくなって涙が出てしまうシーンがいくつもありました。

本当に名作です。
完結しているので続きがない寂しさもありますが、最後まで読めるスッキリ感もありますので、こんなネタバレ満載のレビューを未読の方が読んでいるかは分かりませんが、読んで損はしない……どころか読んで良かったと素直に思える作品です。
気になった方、ぜひ読んでみてください♡

無理に韓国名を日本名にしたりもしていないし、韓流ドラマを漫画で読んでいる様な満足感もありました。
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