このレビューはネタバレを含みます▼
教師✕生徒の甘く切ないBLが大好きです。
特に、過去の恋愛で傷付いて臆病になって新しい恋に踏み出せないでいる物憂げな雰囲気を持つ先生✕自分の気持ちに素直でストレートに気持ちをぶつけてくる生徒の恋物語が大好物なんです。
だからこの作品はドンピシャでした。
忘れ雪の降る公園で、澄人は一人ベンチで泣いている男性を見かけた。それは澄人の通う高校の先生である染谷だった。
クールなイメージを抱いていた人が笑ったり無防備な顔見せてくれたりすると…クラッとするよね。ドキッて。DKだもの、一旦そうなったらもう止まりません。染谷のことがどんどん気になっていきます。恋だと自覚するのも早し。
一方の染谷はゲイであり、ノンケの恋人との失恋を引きずっている。もう傷付きたくないからノンケの澄人を受け入れるわけにはいかない。しかも教師という立場もある。だからひたすら拒む、拒む、拒み続ける…んだけど、人は嘘をつき続けるのがもう限界だという、思いが溢れてしまう瞬間というのがあります。私のキュン死ポイントです。今回で言うと雪の中のキスシーンがそれ。キュン通り越して心臓爆発するかと思いました。最っっ高のシーンでした!(既に何回見返しているだろか…)
心情を丁寧に描いてくれる先生であることは「コントラスト」で承知済み。
キスをしたところで、はいじゃあ恋人になりましょうなんて単純な話にはならない。
染谷が一人悶々と葛藤し続けるうち卒業式を迎えます。
怖がりの染谷とまっすぐな澄人の恋の結末を是非ご自身の目で見届けて欲しいです。染谷の周りにいた同級生たちと、澄人の友人たちとの差も。
おーちゃんとコバがいい奴過ぎて、スピンオフの存在を知り即ポチしました。これから読みます!
こちらあと2作品短編が入っていますが、出来れば表題作を丸々一冊読みたかったなあ。後日談ももっと長く…。どうやらスピンオフでもお目にかかれそうなので楽しみ。もちろんおーちゃんとコバの話も楽しみ!