元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。【分冊版】
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元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。【分冊版】

早瀬黒絵/城キイコ

ウィルの印象が変わる

ネタバレ
2025年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミックス版で揃えようと3巻発売まで待って購入したのに、続きがすごく読みたくなって結局分冊版も購入…でも良い!両方買う!
現在28話まで。
ウィルはユイに対してかなり不躾なので時々イラっとしてました。特に序盤は竜人の求愛に待ったをかけるとは何様だという態度を隠しません。
でも26話の過去回、寿命の違いであっという間に死を迎える友達との別れで涙を流すウィルを見て一気に印象が変わりました。
ウィルはあっけらかんとしているように見えて、実は一度自分の懐に入れた相手にはとても情が深いのでしょう。あのチーター(ヒョウかな?)の獣人クン、最初ちっちゃかったのに(ぼくもやるーの顔カワイイ)すぐにウィルとセレストを追い越してしまいました。でも家族や友人に囲まれて満たされた最期に見えます。
長寿で強い竜人はほとんどの交友関係において最期を見送る立場です。ウィルとセレストはそんな竜人ならではの寂しさを出会ってからずっと共有してきました。そのセレストのツガイが一番寿命の短い人間となればウィルの心配も当然です。セレストがツガイを得た事によって自分には未知の次のステージに行ってしまう寂しさもあります。
そんなウィルのネガティブ感情を少しずつ変えたのはユイです。竜人のツガイは一生の安泰が約束されたも同然ですが、ユイはセレストに全面的に庇護されるのを良しとしません。自分も自立した上でセレストと向き合いたいと思っていて、セレストもそれを出来るだけ尊重しようとしています。
ウィルはユイのその頑なさを割と気に入っています。セレストのツガイのユイではなく、ユイ個人を友人として既に懐に入れていると思います。
ウィルにも運命の相手が現れてくれるといいですね。セレストとユイが出逢ったのは最近ですが同じ街にはずっといたのだから、案外近くにいるのかもしれません。
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