こまどりは、夜の帳[コミックス版]
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こまどりは、夜の帳[コミックス版]

露久ふみ

飄々とした攻めが沼る瞬間ってなんでこんな

ネタバレ
2025年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ いいんでしょうね……(レビュータイトルの続き)

サスペンス風味なBLで、攻めが警察って時点で正義感強い情熱家系なのかな?と思いきや飄々としてる系の攻めでカタブツ系の受けにはぴったり。こういう攻めにとっての錨に受けがなるやつほんと好き。

さて、そのカタブツ美人受け系譜の慶臣ですが、かなり不憫で胸が痛むので『夜の帳』ではずっと「つらい……かわいそう……」としんどかったです。弟の三輪ちゃんも可哀想でね……。攻めの紀人が割と早い段階で慶臣に沼ってくれた+露久先生だからハピエンを信じていたのであまり心配はしていなかったんですが、助かったと思ったのに村に戻っちゃうのかよ〜!!!!みたいなハラハラがあってそれはそれでよかったです(?)『夜の帳』最後は「いーーーん三輪ちゃん(😢)」て感じでしたが、慎仁がメンタル強くてドンと構えてくれてたので不思議と安心して終わることができました。正直、紀人よりも慎仁のほうが情緒安定してて見てて不安がないという……笑

続編の『今際の目覚め』でも慎仁のメンタルの安定ぶりに安心させられました。目を覚さない三輪相手に平常心(心配はあるだろうけど)で接することができるのすごくないですか?そしてここぞの胆力が素晴らしい……。紀人はさらに慶臣にズブズブになってるけど慶臣の行動力がすごすぎる(言うこと聞かないともいう)なので飄々としてたはずの紀人が前作以上にぐらついててよかったですね。掴みどころのない攻めが受けのせいで腹決める瞬間て何度読んでも最高ですね。王道の良さを感じます。
三輪ちゃんについてはまあそうなるわな…という感じなんですが頑丈(公式)かつメンタル鬼強の慎仁がそばにいるから読者としては何の心配もありません。慎仁もおそらく攻めなんでしょうが、私はこういう神経細いフリしてる神経図太い攻め、大好きです。なんなら紀人よりもゲフゲフなんでもないです。
紀人と慶臣は今後も紀人が慶臣に振り回されて(慶臣は自覚なし)いてほしいですね。
紀人と慶臣がメインではありますが慎二と三輪ちゃんの二人も可愛いので2カプいるようなお得感もあります。ミステリ風味BL好きな方、飄々とした攻めが受けにメロってぐらつくやつ好きな方は、ぜひ!!!
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