俺は頼り方がわかりません
」のレビュー

俺は頼り方がわかりません

腰乃

読み応えあります

ネタバレ
2026年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心情描写が中心でモノローグとセリフが多い上、3巻も続くのでかなり読み応えがあって好みが分かれる作品だと思うけど、すごくよかった。とにかく詳細に描かれる2人のコミュニケーションと心情が深い。牧野は人生の中で偶々いい感じに成り立っていたことが崩れ、自分を見失う。一見何でもできるようでいて、自分のことしか考えられず、天然だったり鈍かったりもして、他人との接し方が解らなくなる状況をそのまま描いてる。心の機微に対する感覚は人によってだいぶ違うという現実。鈍いからこその純粋さ。牧野はそれを好きな人を通してなんとかしようともがく。相手の清宮も牧野と接することで、自分が偶々恋愛に不遇だったことで、ねじ曲がっていたことに気づく。心理描写が深く共感できるだけに、牧野があれだけ燻っていたのに転居と恋で全てが前向きに解決した様に見えるのは簡単すぎるような気もするけど、濃厚な内容が3巻にまとまって、BLだけじゃない気づきがある。部活の後輩に~」のスピンオフだけど、スピン元を読んでなくても読めるし、本作の方が圧倒的に内容も絵柄も良い。
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