Dr.ポンコツのつたわらない愛情
」のレビュー

Dr.ポンコツのつたわらない愛情

未散ソノオ

やっぱり面白い

ネタバレ
2026年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルにもある芥川のポンコツ加減が可愛くて面白くて、2巻発売が本当に待ち遠しかった。

作者さんの作品を初めて読んだのは『僕のミーちゃん』で、主人公の森魚も芥川と違った意味でポンコツな青年だった。でも、そのポンコツが人を嫌な気分にさせるものではなく、愛おしくて守りたくなる人物として描かれるから読んでいるうちにどんどん好きになるし、応援したい気持ちが増してくる。

この作品では剣人という甥っ子の存在がとても重要で、剣人がいなかったら芥川は自分が人の心が分からない人間だと気付かないまま手術専門の医師として生きていただろうな。

剣人の塾の講師として芥川と対面した八木は講師としても人としても立派な人物だと思ったら、彼にもポカッと空いた穴があり、芥川や剣人と接することで八木の救済にも繋がっていくところがいい。
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ただ、幼いころの八木が執着して依存していたというシン先輩の存在が最後まで意味不明だった。八木の生い立ちや心の傷を表現するためかなと推察したりできるけれど、かといってこの作品に必要だったか? と考えると必要なかったかもと思ってしまう。
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