このレビューはネタバレを含みます▼
2000冊くらい漫画を読んできましたが、
この作品は本当に何度読んでも面白いです。
何度も何度も読んでいます。
この手の作品は
早々にタイトルを回収してしまって
本筋は結局別のところにある、
というパターンがけっこう多いですが
この作品は4巻を通して
タイトルである主人公の"変身"に加え
そこに関わる人物達を含めた
成長や変化を見事に描き、
そして4巻の中で非常に美しく
まとめあげられています。
逆に珍しいくらい一貫しています。
作画も安定して綺麗ですし、
画力そのものだけでなく
漫画として完成度が高いです。
作中における政治的な要素は無いので
頭を捻らないと理解できないシーンとかも無く、
受け入れるままにどんどん読み進められます。
登場人物は数自体が多くなく、
出てくる者はみんな必要な人物となっていく
(一瞬出てくるだけの家名みたいな余分な情報が無い)
ので、
貴族の横文字の名前が交錯して
誰だっけコレ……となる
令嬢モノあるあるも発生せず読めました。笑
ストーリー上に必要の無いキャラ名や設定は
こぼれ話として最後の最後に描かれていて、
本編で描くもの・描かないものを
よく考えて作られているのが伝わりました。
情報量の削り方・収まり方が良いため、
ヘビー過ぎずライト過ぎない
程よい読みごたえに仕上がってると感じます。
軽い気持ちで手を出せる、
けれど内容がしっかりある漫画。
めちゃくちゃちょうどいい。
人に面白い漫画を勧める時には絶対挙げています。
読むたびに涙が出ます。大好きな作品です。