恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
」のレビュー

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

ゆっくりじっくりで大満足!

2026年3月1日
最新8巻の評価が低い方々が多く残念ですが、私的には、ブレずにゆっくり丁寧で細かな背景描写や心理描写などが好感もてて、今巻も大満足でした。
そもそもイレーネの鈍感さ世間知らずさに反感感じている人が多いみたいですが、、養女として遠慮しまくって育った子供時代から義妹と自分を比べ抑えまくっていた娘時代、そして未明の地では23年間も、毎日命の危険にさらされ皮肉家さんの聖剣と2人(?)きりで過ごしていたのだから普通じゃないのが当たり前です。やっとこっちの世界に戻ってきて、気の置けない友人ができはじめて普通の人生歩み始めたばかりだもの。
8巻は出番の少ないロイドだけど、セリフの一つひとつがロイドらしすぎて良き。久々のブライトもやっぱ人当たりがいいというか世渡り上手というかウィスに気を持たせ過ぎた過去と重なってムカつく所もいい。ルーシーやサリーを助けに行くというあまりにも考え無しなイレーネも、イレーネの性格と未明の地での実績を考えれば当たり前だし、過去に酷い振られ方をしているイレーネには、ロイド以外にも好ましく想ってくれる男性=ジェレミーが出てきて納得しかないし、とにかく8巻も最高でした。このくらいの進み方で良い!

そんなイレーネとロイドの恋の結末と、残酷でムカつくブライト&ロザリー夫婦へのざまぁの瞬間だけを楽しみにしている人には物足りない展開が続いているかもですが、ゆっくりじっくりそこには近づいていて、全部ぜんぶ伏線というか更に盛り上げるスパイスに感じていて、総じてまだまだ楽しみにしてますっ!と、声を大にして言いたい!
理由が弱いのに意味なく進む溺愛や、大袈裟すぎる断罪やざまぁ展開が好きな人には、読むには向かない作品であるのは確かで、それでも気になるなら完結したら一気読みをおすすめします。

次巻も超絶楽しみにしています。
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