目眩はまどいのつがい
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目眩はまどいのつがい

早寝電灯

運命で片付けない丁寧な関係作り

ネタバレ
2026年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 52ヘルツの共振を読んで感動したその足でこちらの作品も買いました。
名作。すっかり早寝先生のファンになりました!
オメガバースってかなりファンタジーな設定なので、細かい部分はあまり考えないように読むものが多いですが、先生のオメガバースは運命で簡単に片付けずに気持ちの交流をかなり丁寧に描かれていてそれが本当に素晴らしい。

10歳差の2人ですが、年下の波止くんがどんどん懐が深くなっていき、逆に年上の和巳さんは余裕のない焦りがでてくるのがとてもよかったです。

自分が不安や恐怖を感じた時、相手も同じように苦しんでいるのでは?という相手を思いやる気持ちが一貫して描かれていて、恋愛だけではない全ての人間関係に必要な想いやりの気持ちに触れて心があたたかくなります。

個人的には番になる場面の、本能とは反対の行為をお互いにし合うシーンがとても好きです。
運命という形で片付けない、2人が今まで丁寧に紡いだ信頼関係をみれた気がします。

波止くんの家族もすごく素敵だし、なんといっても最後に佐倉さんの姿を見られたのがよかったです。
先生の全ての登場人物への愛を感じます。

続きみたい...
とりあえず先生の他作品を読みたいと思います。
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