ブラック社員の転生先はDom/Subユニバースの世界でした《コミック版》
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ブラック社員の転生先はDom/Subユニバースの世界でした《コミック版》

篁ふみ/栗城偲

設定の意味を感じないストーリーでした。

ネタバレ
2026年3月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結末まで展開が読めるような
ありがちなハピエンBLとしては
絵の綺麗さで乗り切れるかもですが、

よほど原作や作者のファンとかでなければ
わざわざ買う意義は無いかな?って感じ。

作中のあらゆる設定の何もかもが
「そうである必要」が無いお話です。

転生である必要がない。
Dom/Subである必要がない。

要素萌えの供給さえあれば内容が薄くても、
なんてのは大抵のBL漫画がそんなもんですが

本作はその要素部分が非常にぬるい上に
話自体は何千回も見たような
平凡ハピエンBLなので、

余計に設定が不必要と化している印象でした。

ていうか設定を無駄に盛りすぎて
活かせなかったのでは、感すらある。

まず転生要素は皆無と言っていいです。
なので同時に、ライバル設定や
元Switch→原因不明のSub転化
という設定もあって無いようなものです。

最初からD/Sがある世界観で、
先天性のSubで、
仲の良い会社の同僚
だったとしても同じ展開の話が書けそうなので、

盛り盛りな設定の数々は
余分な情報でしかないように感じられます。

となるとD/S要素(つまりはプレイ)ですが、

Dom側が極端にソフト嗜好なこともあり、
特殊設定の無いフツーのBL本で
いくらでも見れるイチャつきに収まってます。

この設定でなければ
やらない・できない・見られない、
という要素が全然無いんですよね。

しいていえば「カラーを買う」という行為。
バースもの特有の世界観を感じられるシーンは
ここくらいですかね。

「転生×バースによってこうなったのだ」
という、設定ありきでの出来事や葛藤といった
深みの要素がとにかく薄い。

書きたい設定を詰め込みまくって
書きたいシーンだけ書いたみたいな。

私は原作を読んでないので
大元がどうかは分からない前提ですが、
ぶっちゃけ満足感は無かったです。
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