お憑かれさま、黒瀬くん【単行本版】
」のレビュー

お憑かれさま、黒瀬くん【単行本版】

たこまっちょ

透真が切なすぎる。

ネタバレ
2026年3月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう一人の影の主役の透真が哀れで悲しい。
久しぶりに感情移入してしまって。
ま、転機は見合い相手の傲慢クズ女の登場なんだけど。
本当にこの件は不快指数100でしたね。
表立ったざまぁ展開もなかったし。
小冊子見たさに紙版も購入しましたが読み飛ばす位に不快
時代背景も鑑みて政略結婚的な意味合いもあるんだろうけど。それにしてもこれはないわな内容。
暗に透真の家を匂わせ脅して結婚まで行く。
これに屈した攻にも呆れ、見合い後の透真に対しての隼人の行動も拍車をかけてモヤモヤ。素っ気なく扱われ、待ち合わせ場所にも来ないし。一体何を考えていたのやら。
結果自分の存在意義を失った透真は入水しちゃって闇落ち。
手紙を書いた件もあったけどそれも納得できるものじゃない内容だったと思う。
最後の贈り物も御守り?なんで?意味わからん。
自分はどこで誰と居てもおまえだけを想うくだりも会いにこなかった時点で全てが自己保身。
闇落ちした透真が【幸せになることなど許さない】とあったので結婚後この人達不幸になっていったんじゃないかなと。脳内補完。
現に叶糸くんはかなりの業を持ってましたし。
後半で結真を乗っ取り川に沈んでいく透真を助ける隼人叶糸の懺悔、見捨てたわけじゃない。後悔だらけの人生だったと。でも愛していたと。今頃何で言うのさ、言い訳だらけのその告白。ていうか、自分で強制終了して終わった透真のことはどうなのよ。もうこの攻最悪認定。
個人的見解からしたら、守りたかったという透真を誤解させ不幸にも闇落ちさせて永きにわたって彷徨わせたお前が言うな!でした。
最後は大団円で。ま、結真と叶糸は安定した着地。
もう水泳部辞めて同じ大学を目指すあたり青春ですよね~片時も離れたくないって感じが良。
アレが時を経てこうなったと思えばある意味大出世の良い子叶糸くん。
結真の家にずっと居候していた髑髏のお化けも誰か判明して成仏していく感も良かった。
優しいのは結真くん、天使なあなたよ。
透真の生まれ変わりに気付いていて傍にいたのかな~等不思議も一杯ありましたが。
上下巻で伏線も回収してスッキリの読後感は良き。
ただ、隼人の行動に対しては最後まで共感出来ませんでした。透真くんはサクッと赦してましたけど。

この作者さん新人さんらしいのですが画力も凄い。
久しぶりに良いBLの作品に出会えました。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!