うそつきは恋のはじまり
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うそつきは恋のはじまり

ハルモト紺

好きな作家さんのデビュー作だけど

ネタバレ
2026年3月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 230ページ。
表題作5話+読切+表題作の描き下ろし。
好きな作家さんのデビュー作。
自分にとって、だいたい作家さんは鉱石のよう……デビュー作の原石状態から研磨やカッティングが自分の好みになっていくかどうかという印象を持っているのですが、この作家さんは珍しく真珠タイプと感じる作家さんです。
おそらくかなり真面目なタイプの人で、その真面目さを核にして着々と経験や観察や表現を重ねていく印象。
このデビュー作……本当に自分の好みに合うところが無いんですよね。キャラクターの心情は掘り足りないし、ストーリーにもいささかぶつ切り感があってなめらかじゃない、腐女子のお仲間もどうして仲間になったのかよくわからない上にちょっとゲスい。
描き下ろしだけは、私がハルモト作品で良いと思う、じわっとくる感情の滲み出る感じがあって良かったです
……しかし、たぶんこれを最初に読んでいたら、この作家さんの作品にはもう手を出さなかったと思う。違うのが初読みで良かった。
今やかなりの人気作家さんですよね。めでたい限りでございます。

同録短篇は、ちょっとしたカップルのすれ違い話。日独カップルでした。
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