新宿69へヴン【単行本版】
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新宿69へヴン【単行本版】

ウノハナ

歌舞伎町の底で光る純愛

ネタバレ
2026年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台が歌舞伎町ながら主役はホストではなく、風俗ルポライターの九谷(攻)とウリセンのヒロム(受)。どちらも、今いる場所に望んでいるわけではない。けれど、出ていくこともできない。街の匂いが染み付いたふたり。
九谷の愛が大きくてグッときます。そしてその愛によって、ヒロムは嘘に塗り固められた自分自身を少しずつほどいていく。クラブオーナーのヨシさんや、同居動画配信仲間の学生たちなど脇役も含め、歌舞伎町という街だからこその物語でとても良かったです。
後半、ヒロムが猛烈に可愛くなるんだよなあ。九谷への抱きつき方とか、ものすごくキュンとくる(画力!)。そして小冊子での、ヒロムの極悪顔(愛ゆえの)は最高。歌舞伎町という深海の底で光る純愛。どうかこれからもずっと、幸せでいてほしいです。
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