このレビューはネタバレを含みます▼
20巻までまとめて読みました!
この独特な世界にもっともっと浸っていたくて艶漢ロス気味です。続きの巻が出るのがとても楽しみ。
誰かに伝えたいことはたくさんあるのですが、まず特筆すべきはその絵の緻密さと独特な雰囲気。細かく描かれた背景や小道具は絵本みたいに世界観に引き込んでくれるし、独自のコマ割も何とも言えない浮遊感があって素敵です。登場人物の美しさは、その姿だけでなくて仕草までに色気が乗っているようで最高でした。絵の好きなところ、無限にあげれそう…。
物語は大筋が進んでいくのと同時に、細かい事件を解決したり見つめたりという形で短い区切りもあって、読み進め易かったです。でも、大筋を知ってから読むとまた違う感想を抱けそうなので、これからゆっくり読み返すのも楽しみです。
物語の中では、美、若さ、芸術、他人への捨てきれない執着とそれが起こす不幸が、種族・立場・性別が違っても、繰り返し描かれています。その中で、軽やかな詩郎(一方で変わっていく詩郎)、太陽のような光路郎、己を貫く安里と登場人物にも魅力がいっぱい。エグ味と耽美と色々がごった煮の中で悦びと怖気を同時に感じられる作品でした!大好きです!おすすめです!