オルフェウスの窓【新装版】
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オルフェウスの窓【新装版】

池田理代子

文学のような大河ドラマ

ネタバレ
2026年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて読んだのは子供の頃でした。ベルばらに比べると少し暗い印象があり、途中で読むのを止めてしまったのですが、大人になって続きが気になり愛蔵版で読破。こんな複雑な話が創れるなんて、もう文学の領域です。
一番好きなシーンは、長く離ればなれになっていた主要キャラクター3人が、ラジオ放送を通じてシンクロする場面です。
個人的にユスーポフ侯爵が一番好きですが、脇役のベッティーナも魅力的。お金持ちのお嬢様なのに、わがままだったモーリッツを愛し浮気まで許して支えてあげるとは、彼女は大いなる愛を持っていると思います。
この物語は、独占欲、嫉妬、許す愛、忍ぶ愛…様々な愛の形が登場人物たちによって描かれております。
このシーモアで購入できる、ウィーン編のスピンオフ『コラージュ』も是非続けて読んでみて下さい。
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