雨月堂アンティーク
」のレビュー

雨月堂アンティーク

露久ふみ

雨の日に現れる不思議なお店、思い出の手紙

ネタバレ
2026年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ この先生の絵柄好きです!
受けはおじいちゃんからもらった懐中時計を壊してしまったこと、そのせいでおじいちゃんを亡くしてしまったことを後悔していました。その心が攻めへの店へと誘います。強い後悔の思いを抱いている人のみ、雨の日に出会える不思議なお店。
まず設定がそそられる。攻めの始終死んだ目もミステリアスで、惹かれる。明日早いから今日は控え目にして帰るねって言われた時の攻めの寂しそうな感じがたまりません!絶対に帰らせたくなくて4回目に及んだとみた。この攻め、それが確信犯って感じでもなくて、どうしようもない情動に動かされて衝動的に受けのこと抱き潰してそう。
雨が止むと攻めは外を歩くことができません。世界が攻めを拒んでいる…この世ならざる存在なのかも。その辺詳しくは語られないのでわかりませんが、こんな攻めから世継ぎを作って外を見てみたい。本物の月が見てみたいとかはにかみながら言われたら、わたしも絆されるかも…というか、目が死んでるから感情も死んでるのかと思ったらそうじゃないところがツボ。
極端な甘党で激甘コーヒーにドーナツむしゃあしてる小さいコマめちゃくちゃかわいい。
受けはこのとんでもなくうさんくさい攻めのこと信用したわけじゃないと思うのですが、半ギレになりつつも子どもを産むこと了承します。時計売る気ないからってその言い草は何?そっちがその気ならこっちもこの気だ!みたいな感じ。
それが、だんだんと攻めのことを知るたびに離れがたくなるような…攻めの魅力に魅了されていきます。普通に美味しいカレーはその後カフェでも提供されているのだろうか。
雨が降らないと会えなくて寂しい。普段は空きテナントになっているお店が雨と共に現れ攻めに後ろから抱きしめられるシーンがイチオシ。
ドゥードはなんかめちゃくちゃいいキャラで踏んだり蹴ったりなんですが、2人の保護者みたいな感じで見守ってくれていたんだろうか。
受けは記憶を消されても自力でまた攻めに再会します。子どもが生まれた後の話も読みテェ〜!
後日談のショートも会社の同僚と仲良しな受け見て、嫉妬してしまう攻め、その後反省して正座してる攻めがめちゃくちゃよくて、最高〜!なんかこの表情筋基本死んでる攻めクセになります。大人しくて、謙虚な感じするのに、メーター振り切れたら何するかわからない感じがたまりません。
ちょっと不思議な物語。ぜひ読んでみてね!
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