午後の光線
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午後の光線

南寝

感情がぐちゃぐちゃになります

ネタバレ
2026年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今まで読んだBL作品の中で一番好きな作品です。
何度も読み返していますが、そのたびに胸が苦しくなり、何度も泣かされました。

最初は展開にハラハラしながら読んでいましたが、村瀬は自分の歪んだ性的嗜好についてしっかり理解していて、相手のことも考えて行動できる本当に良い子で、これからも強く生きてほしいと心から思いました。見た目や雰囲気は村瀬の方が危うく見えますが、実は淀井の方がどこか変わり者で、その対比も印象的でした。

特に印象に残っているのはお弁当のシーンです。
村瀬の大きなお弁当からは、家族に大切にされていることが伝わってきて、とても愛おしく感じました。いじめでお弁当をぐちゃぐちゃにされたときに、淀井が友達のために本気で怒る姿もすごくかっこよかったです(少し危うさも感じましたが…)。

設定や絵もとても好みで、登場人物たちの抱えているものがリアルに描かれていて考えさせられる作品でした。ただ、大好きな作品なので1巻だけでは物足りなさもあり、もっとこの二人の物語を読みたいと思いました。結末の展開はやはり悲しいですが本当に良い作品に出会えて嬉しいです。

心に残る、大切な一作です。
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