ブルー・シーサイド・ドロップ【単行本版(限定描き下ろし付き)】
」のレビュー

ブルー・シーサイド・ドロップ【単行本版(限定描き下ろし付き)】

日月ニチカ

息苦しい世の中

ネタバレ
2026年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちらの作品を知り、読んでみたいと思ったところ先に描かれた作品があると知り、時系列は逆になりますが先に描かれた作品を先に読みました。その後こちらの前日譚をよんだのですが、思った以上に切ないお話でした。BL作品というよりは、ヒューマンドラマといったような感じの作品でした。
まだ自分自身のことをはっきり分からずにいる中学生の寛太が様々な出来事を通して自分というものの輪郭を知っていく過程が、同性愛者ということだけで少し難しく辛いものになっているのが辛く悲しく感じました。特に人の動向が全て筒抜けになっていそうな田舎での出来事。生きづらいだろうなぁと。逃げ出したくなる気持ちもわかる。普通にしなきゃ、普通にしなきゃ、と自分の気持ちを押し殺して一生懸命なところがすごく切なかった。大学生の清もまた、同じ生きづらさを抱えて現実逃避してきた人。2人が惹かれあったのも必然だったのかもしれません。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!