このレビューはネタバレを含みます▼
まぁ相手は王太子だから、立場上はっきり物申せない侯爵令嬢なんだろうな…という事は分かってるけど、辛い。賢くて冷静、品行方正なラチェリアに比べて、アラモアナの方は分かりやすい魅力を武器に甘えてベタベタしてるから、免疫や経験値の無いアホ男は騙されるんだろうけども、王太子がそんななのは残念の極み。その立場で婚前交渉すんなよな…後悔先に立たずです。本当の賢者ならばどういう人が将来の王妃の器であるかを考え無かったのが運の尽き。後に自分でも言うてるけど、王子はアホです。このラチェリアがひたすら虐げられる状態が1〜2巻に渡ってひたすら続くので、ストレスに弱いわたくしめは脱落しそうになりました。そして王太子のおめでたい頭ん中と、ヒロインへのひたすら非道な態度も。特に初夜なんか…ラチェリアに「作業」とまで言わしめた、ぞんざいな扱いに心底腹が立ちます。アラモアナの連れて来た息子だって、ほんとに王太子の子なのか?とも。3巻からは漸くラチェリアに明るい兆しが見えてくるので読者の皆様、何とか頑張ってついてきて下さい。
賢く優しい王妃を捨てた(あまりの扱いに逃げられた)国に繁栄はないぞ。王太子は血迷って愛してるのはラチェリアだとか離婚はしないとか駄々をこねるが後の祭りだよ。アラモアナはその言葉にショック受けてたぽいので、結婚後は生来の性悪に王子への失望と恨みが加算されたんじゃないの?ラチェリアに何年冷たい態度取って来たんだよ。しかも二度も絶望に突き落とすような事して。恩を仇で返すような男。せいぜい後悔しまくって下さいませ。
一方ラチェリアは帝国で居場所を見つけます。お相手は誠実な男性なのでそこはひたすら安心。嫌な女もいるし色々試練はあるものの、あのアホと性悪に振り回された日々を思えば、やっと穏やかに笑ったり毅然と立ち向かうラチェリアが見られたのが感慨深いです。ラチェの父親が全面的に彼女の味方でいるところは天晴れ!!絵も丁寧で綺麗でしたよ〜。