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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ぜったい、後悔させませんから!

    さん太ろ

    傷ついた上司と光溢れる部下の優しい恋
    ネタバレ
    2021年8月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 過去の恋人の酷い仕打ちから真剣な恋に踏み込めなくなった上司・岡崎(受)×他者にも自分にも正直で誠実さと優しさに溢れる部下・梅本(攻)の恋物語。冒頭から社内の人間にゲイであることがバレ、それを会社中に吹聴されて気まずい思いをする岡崎の下に、タイミング良く病欠した部下の代わりとして現れた梅本との出会いから物語が始まり、ゲイであることに対する他者の視線に耐えつつ、同性である梅本が嫌な空気に取り込まれないよう気遣いながら距離を置こうとする岡崎と、清々しいほど自分の感情や気持ちを岡崎に対して露わにし、岡崎の心の壁を突破しようとする梅本(でも、決して無神経ではないところが素晴らしい!)の対称的な交流が、時にコメディ調も交えながら重すぎず軽すぎずの塩梅でテンポ良く描かれている。物語終盤からようやく自分の心に素直になる勇気を持てた岡崎が梅本と身も心も通じ合い、そこから堰を切ったように甘い顔を出せるようになった岡崎と、その岡崎をとにかく愛おしむ梅本の二人のやり取りを見ているとこちらまで優しい気持ちになってしまう。岡崎には今まで得られなかった愛を梅本から沢山与えられて幸せになって欲しい。また、サブキャラ・佐田課長も梅本とは異なる立場から岡崎をサポートする人物で、作品をより魅力的にする存在として描かれている(こんな上司が現実にも居てくれたら…)。どのページも綺麗で整った画風で、特に手フェチの私には絵を見ているだけでも楽しい作品(手の描写が丁寧で美しい!)だったので、手フェチの方は一読してみては如何でしょう(🌷あくまで個人の感想です)
  • 君と出会ってから僕は

    吉井ハルアキ

    爽やかな読み心地
    ネタバレ
    2021年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校教師×生徒をCPとした物語。進路選択を控えた3年生・遠藤が教員としても意識をしていなかった教師・本田との進路面談を行うところから話が始まる。ここから終盤まで、二人がゆっくりと距離を縮めて行く様子が丁寧に描かれ、劇的な展開はないものの、それがむしろ二人の心情に寄り添いながら読める作品になっている。教師・本田の教員としての本分や自分自身の気持ちとの葛藤、生徒・遠藤の心を許した相手への信頼や想いを真っ直ぐに表せる素直さといった登場人物たちの魅力が作品全体に溢れており、二人の気持ちの表し方はそれぞれ違うものの優しいやり取りが微笑ましい。本編を「好き」と思えた方は、後日談(~その後)も読むことをお勧めします。本編では味わえない、恋人同士となった二人の初々しいやり取りと初夜が拝めます🍎
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  • 黒か白か

    さちも

    この長い物語の結末は如何に…
    2021年7月25日
    このレビューを書いている段階では6巻が刊行された、俳優×俳優CPによる芸能界を舞台にした作品『黒か白か』。まだまだ先は長い。天然愛され系・慎(受)×執着溺愛系・シゲ(攻)の主人公CPとその周囲の人々(マネージャー、俳優仲間、etc)の物語はとにかくゆっくり進むだけあって、登場人物の心情変化や精神的成長をじっくり楽しめる。濡れ場も毎巻、バラエティー豊かな見せ場を用意しているので、日常生活での暖かいやり取りもベッドでの交流も楽しみたい方にお勧めできる作品。先の長い話だけに結末への期待が高まってしまうが、どうなるのだろう。どの登場人物も明暗を抱え、清濁併せ持つ存在で描かれており、タイトル通り「黒か白か」となれる結末が来るのか、それともそれを裏切る展開になるのか。気が強い&根は優しいキャラ好きの私としては当て馬・多々良が取り敢えず幸せになることを願って已まない☘
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    0件
  • 春のソワレ【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】

    奏ユミカ

    闇の深さも愛
    ネタバレ
    2021年7月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 可愛いらしい画風ながら、読み進めて行くと愛の深さが闇の深さでもあると思わされる作品。訳あり出自のハーフ高校生のノア×かつてノアの世話係を務めていた大学院生の春雪のCPによる作品で、高校生になったノアが大好きな世話役であった春雪と数年振りに再会するところから物語が始まる。ノアの損得勘定のない可愛いらしさが作品全体に満ちているためほんわかした作品かと思いきや、物語後半に判明する春雪の正体・これまでの行動の動機に(良い意味で)驚かされるが、春雪のノアに対する執着心も純粋な想いに突き動かされてのこと、と受け止められるのではないか。明る過ぎず、かつ暗過ぎずの良い塩梅となっている作品なので、柔らかい雰囲気を裏切る展開の物語に興味のある方は一読してみても良いかと🍙
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  • コピー・ザット【電子単行本特典付き】

    けむ

    独特な雰囲気に酔い痴れる
    2021年7月24日
    俳優×スタントマンの二人による物語。CP設定(俳優×○○)としてはよくあるものではあるが、スタントも自らこなすのが売りの若手イケメン俳優と、演者の特徴をコピーレベルで習得するという、かなり変わったスタントマンというCP設定のこの作品、画風・作品全体の雰囲気がかなり独特。淡泊とも言える画風はキャラの身体のライン、動作などが頭のてっぺんから爪先まで丁寧に描かれているためどのページも見応えがあり、文字数のかなり多い独特な言葉遣いの台詞回しなども慣れると癖になる。二人とも独白シーンが多い割に唐突に感じる展開もあるが、この少し掴みにくい雰囲気も中毒性のある個性美と言え、甘くほんわかする二人のやり取りや色気溢れる濡れ場もあるので、まず絵の雰囲気に興味を持った方は一読をお勧めします🍎
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  • 僕は君だけのもの

    薄井いろは

    夢が現実に…
    ネタバレ
    2021年6月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作『俺しか知らないカラダ』では、攻・良平が受・悠馬にようやく心を開き、安心して二人の交際がスタートするところで本編が終了し、読者にとって「その後の二人の物語」は妄想の中でしか楽しめなかったものの、作者本人による二人のアフターストーリーがまさかの登場。薄井先生の作品は基本的に出会い~距離を縮める~交際までの過程を丁寧に描く作風であり、それが最高の魅力であったものの、「この作者の交際中の二人をじっくり描いた作品を見てみたい…!」とずっと願っていた。まさか薄井作品で最も好きな作品の続編が読めるとは…生きていて良かった…。芳醇な色気が詰まった濡れ場も言わずもがな、良平が自分の溢れ出る感情(愛・嫉妬)と向き合いながら如何に相手を大切にするのか、悠馬も自分の殻を破りながら良平と対等に愛情を育んで行けるのか、まだ妄想の域を出ないものの二人がさらに愛情と信頼を深めて行く過程を見守れることが楽しみでしょうがない。愛と嫉妬を覚えた攻、献身的だが愛されることにまだ慣れていない受という設定に興味がある人は是非一読を!