このレビューはネタバレを含みます▼
はあ〜〜、ただただ可愛すぎる!これに尽きます。
たまたま出てきた広告にここまで感謝することになるとは思わなかった。
まず、作者さまの絵がとっっても綺麗で大好きです。どこをとっても絵が最高でした。
中でも粋くんのときどき開かれるおめめが、うるうるきらきらで吸い込まれそうになるくらい。もちろん照れたお顔もかわいくて、そりゃあマスクはずして見せてって言いたくもなるよねって頷いちゃった。
春虎くんも、見た目はどう見ても非の打ち所がない黒髪イケメンなのに、その実はかなり言動がふわふわ。けれどどんなときも粋くんを一番に大切に思って、言葉や行動を不器用な彼なりに選択していくところ。なんてかわいいくまさんなんだ〜〜!!!と咽び泣いちゃいました。
こ〜〜んなに可愛いが詰まってるのに、お話には現実らしさと人間らしさもきちんとある。こういうのって、相手は元々ノンケなはずなのに、男性と恋をすることに寛容すぎない?ってなる時も多いけれど、なにもかも急ぎすぎないところにも好感でした。
えっちするときの春虎くんは、粋くんの恥ずかしがる姿見たさにゆっくりといじらしく、でもやっぱり余裕がなくてすこしだけ乱雑にしちゃうところがもう〜たまんない。です。そしてやっぱりそんなシーンでも絵がお綺麗で、ちゃんとえっちなのにどこか上品。どえろいのが好きな人には、もしかしたら物足りないかも。
お話は全体を通して、ちょっぴり難しい話題を取上げてはいるけど、シリアスになりすぎません。気づくとここちよくて愛らしい二人の空間とペースにのみこまれながら進んでいくから、すらすらと穏やかな気持ちで最後まで読めてしまいました。
あまりにも私個人に刺さりまくった作品でしたので、だらだらと長文レビュー失礼いたしました!ありがとうございました!