こちらは蘭と新一が通り魔を助けた際の一言。偶然通りかかった廃ビルで逃走中の通り魔に出会ってしまった蘭と新一。通り魔が拳銃を蘭に向けようとしたとき、もたれかかった廃ビルの手すりが外れ、危うく下に落ちそうになります。二人が咄嗟に手を差し伸べたおかげで、助かった通り魔。助かったあとに蘭たちに、何故通り魔である自分を助けたのかと問いただします。

その質問に新一が当然のように答えたのがこのセリフ。とはいえ拳銃を持った物騒な相手を、反射的に助けてしまうという行為は、なかなか普通に人が真似できることではないかもしれませんね。新一だからこそ即答できる、正義感あふれる一言でした。

伊豆の海で起きた殺人事件の解決後、蘭が犯人である下條にかけた一言。漁師である荒巻に父親を見殺しにされた下条が、復讐のために荒巻を海で溺死させる事件が起きました。事件はコナンによって解決され、下条は犯行を自白。その際に、下条は殺された父親の仇をとるため「勇気を振り絞って殺した」という言葉を使います。その言葉を聞いた蘭は違和感を感じ、返した言葉がこちら。

人を殺すのではなく、もっとまっとうな形で勇気を振り絞っていれば、下條も殺人犯にならずにすんだかもしれません。このセリフは勇気の使い所を見誤ってはいけないということを教えてくれる、まさに勇気のある蘭の一言でした。

コナンが爆弾を解体中にいった一言。爆弾魔からの爆破予告と暗号メッセージを解読したコナン。コナンは高木渉刑事と一緒に、爆弾が仕掛けられた東都タワーのエレベーターに乗り込みます。エレベーター内の爆弾は見つけたものの、東京のどこかに仕掛けられたもうひとつの爆弾の場所が、コナンたちにはわかりませんでした。すると解体中の爆弾に新たなメッセージが表示され、解体中の爆弾の残り時間が3秒になったときに、もうひとつの爆弾の場所のヒントが表示されることがわかります。

爆弾の場所を特定するには死を覚悟して、爆破3秒前まで爆弾を解体せず待つほかありません。すんなりと死を覚悟をしたコナンが高木刑事にいったのがこちらのセリフ。「この世で一番死なせたくない大切な奴」とはもちろん蘭のこと。たとえ自分が死ぬことになっても蘭を助けたいと強く願っているコナン。自分の命よりも蘭を大切に思っている、工藤新一の想いがつまった一言でした。