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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP > 特集一覧 > オカルト恐怖体験2017【発表】
コップの水
私が小学生の頃のある冬の日でした。
本当に何気なく、いつもはしないのですが仏壇にコップ1杯の水をお供えし、手を合わせました。
その日から急に左側の後ろの方から常に視線を感じるようになりました。自分の部屋にいる時も、トイレでもお風呂でも・・・。
しつこく見られている気配に悪寒を感じるほどでしたが、振り返っても誰もいません。
けれど明らかにじっとりとした執拗な視線を感じるのです。凄く怖い視線でした。
そして数日経ったある日、自分の部屋で1人勉強机に向かっていると、フッと自分の左肩のすぐ側で人が立つ気配を感じました。
どうせ父が私を驚かそうと忍び寄ってきたのだろうと「も?お父さん!分かってるよ!」と言いながら振り返ったところ・・・
誰もいませんでした。
その瞬間ぶわりと背中に冷や汗をかいたのを覚えています。明らかに私のすぐ側に来て上からのぞき込む気配さえしたのです。これは本格的にヤバイと思い、台所にいた霊感のある母に事情を話し泣きつきました。
母から、もう一度コップに水を1杯入れてごめんなさいと、とにかく謝りなさいと言われ即仏壇へ。

「ごめんなさい、ごめんなさい、水をあげるのでどうか消えてください。成仏してください」とにかく必死に手を合わせ祈り続けました。
すると不思議なことにその夜からあれほど執拗だった視線と存在が消え、翌朝まで置いておいた満杯まで入れていたはずのコップの水が減っていました。
よく考えてみると、最初に仏壇に手を合わせた日は、家のすぐ側、私の部屋の視線を感じた方向で死亡事故が数年前に起きた日だったのです。
その事故で運転席にいた男性が衝撃で炎上した車に取り残され亡くなっていました。
熱くて苦しんで亡くなったであろう男性が、水が欲しくて私に取り憑き、1杯の水では足らないと訴えてきていたのかも知れません。

自分に関係のない人に対して仏壇で手を合わせることは、時に無責任にナニかを呼び込んでしまうこともあるのです。
皆様もお気を付けて・・・。

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