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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP > 特集一覧 > オカルト恐怖体験2017【発表】
押し入れ
それまで寮に住んでいた大学の友人が一人暮らしを始めたので、そのお祝いとして新居へ訪れたときのことです。
持ち寄ったお酒を飲み談笑していると、ふと向かいあわせで座る友人の背後にある押し入れが5センチほど開いていることに気付きました。ですが、少しだらしのないところがある友人だったので、その時は「全くだらしないなあ」と思うだけにとどまっていました。
1時間ほど経った頃、また押し入れが気になって見てみると押し入れが先程より開いており、隙間が10センチ程になっていました。その頃からなんともその押し入れが不気味に思えてきて、あまり見ないようにしようと気をつけることにしました。
それから更に3時間以上経過した深夜0時過ぎだったと思います。大分お互い話したいことも話し尽くしてきて、「そういえば今何時くらいだろうか」と壁掛け時計を見ようとした時、押し入れを見てしまったのです。
それは前回よりも更に開いていました。
そして私は、押し入れの中からこちらを見ている見知らぬ人と目が合ってしまいました。
もう終電は過ぎていたのですが、その家にいることに耐えられなくなり、私は友人を置いて別の友人の家に逃げました。それ以来、その友人の家には一度も行っていません。
友人にその日のことは何も話しておらず、何も知らない彼女は今もその家に住んでいます。

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