いますね。被害に気づかないこともあります。ある日目が醒めたら乗り越えられるかといえば、この話のように自分が頑なに拒むか殻に閉じ籠ることが唯一のこと、精一杯なケース、ということもあるかもしれません。
この話のように、第三者の介助も有効なので
すね。袋小路みたいな状況を打開して、彼の解決方法はスッキリします。
蝶のコレクターは、希少な蝶を追い求めて自分の一羽のために残酷なくらいに他の犠牲を厭わないと聞いたことがありますが、このストーリーは、ヒロインという蝶が羽ばたいて生き生きと飛び、そして美しい羽を伸ばしてゆっくり出来る場所を作ってあげました。
初対面で誤解を受けたヒロインは、その後も、訂正を放置した彼によって二次被害に遭いますが、彼がその重なる失敗を、いずれも、ヒロインの周囲の課題の解決によって乗り越えます。
出来る女性への男性の嫌がらせは、これ本当にあったことのように、原作者さんのまるで実体験のように感じたことのように思えたのは、私だけでしょうか。
妙にリアルに読ませてもらいました。
そして、彼の文句なしの援護、見事に会社の男からの嫌がらせを跳ね返して、とても気持ちが良くなりました。
ニューヨークに栄転して行った、ヒロインを踏み台にして行った、許せない男に対しても、復讐して欲しかったくらいです。
でも、長年頭を悩ましてきた母娘問題の解消は救われました。
彼は、ヒロインの蝶の美しさを誰よりも知っている男性なのだと、心からその出会いに拍手です。
おば様が何事につけ、素晴らしい媒介となって、二人を導きました。欲をいえば、この地味なおば様がもっと私好みの顔立ちだと嬉しかったのですがー
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